不可解なモノ

電気料金

電気料金の回 その1

今は日本で生活している。
家族を日本に残し、通算25年アジア地域で気ままに好きな仕事をやってきた。それぞれの国での思い出もあるが、先ずはこの数か月、日本での生活で感じたことを書き綴っていこうと思う。

資源エネルギー庁がホームページ上に公開している電気料金の内訳を見てみます。

 資源エネルギー庁H.Pから

表の内訳すべて確認できていませんが、この表からいくつか不可解なモノを。
1.基本料金
契約内容によって毎月定額で掛る費用。使用電力量とは無関係に負担するもの。月の使用電力量がゼロであっても契約している限り負担することになる(基本料金ゼロのプランを持っている電力会社はあるようだが)。これまで過ごした東南アジア3か国ではどの国も使用電力量以外の負担は無かったと記憶している。ただ、物価に対する電力料金単価は日本の倍近いものはあったが。また、契約アンペア数によっても基本料金が異なる(例えば、30アンペアと40アンペアでは300円程の差)。電力会社側の負担がこの料金差ほどあるのだろうか。
2.電力量料金単価
従来の発電は水力、火力、原子力と理解している。再エネ賦課金制度なるものが始まった2012年以降、供給されている電力は従来発電と買い取った再エネ発電の区別がついているのだろうか。また、単価がどのような構成になっているのか分からない。この時点できっちり分けられた情報が見当たらないのでそう思わざるを得ない。
3.再生可能エネルギー発電促進賦課金
目的は再生エネルギーの普及と促進とのこと。そして買い取った費用を含めた負担とのことである。上記2.の電力量料金単価に含まないという意味なのか。もしそうであっても利用者側には従来発電と再エネ発電の構成が容易に見えていないので、算出方法でどうにでもなる、と思う。また、政令によれば再生エネルギーに水力も含まれている。風力、太陽光、地熱などはイメージしやすいが、従来からある水力も賦課金対象だとしたらしっくりこない。仔細もっと調べなければと思う。

毎月の電力使用量に対して料金が高いという思いを抱いているので調べてみたが、公共料金には契約すると基本料金が課金されるのは他にガス代、電話代(携帯含め)がある。インフラ整備に多額の費用が投入され維持費も掛る、それらを利用者が公平に負担しましょう、というのも一つの目的であろうことは想像つくが、それ以外の事も大きく関わっているのではと考えるのは勘繰り過ぎか。
電気料金に関していえば、全ての電力会社が基本料金ゼロで電力量料金一本にしてもらえればすっきりするように思うが、そうもいかないのだろう。単純に1kwh(キロワット時)単価×使用電力量では都合が悪いのかも。既にそのプランを持っている電力会社があるのでそちらも調べて理解しなくてはと思った。

資源エネルギー庁のH.P見ているだけでも色々考えさせられることがあったので、当面電力、電力料金に関する自分の知見を広げる意味で学びを続けてみようと思う。

 

タイトルとURLをコピーしました