ゴルフ道-2

ゴルフ道
上達に必要な事-前回の補足

前回スコアカードの使い方次第で、スコア改善が出来ると書きましたが、スコアカードに書いた情報の整理として簡単にまとめてみました。

前回も載せましたが、スコア改善を目指すのならば、同伴者のスコアとかオリンピックの点数を書くよりも、自分の記録として活用した方が数段有意義である。

記録を取り始めの頃は、記録を忘れないようにとプレーに集中出来ない事も有るかと思います。記録を残すのが目的ではないので、先ずはプレーに集中し、ホールアウト時スコアを書く際に、ティショットからホールアウトまでを思い返して書けばいい。ホールアウト時に思い返して記録する事で、プレーの記憶を定着させる意味もあると考えるので、重要な作業だと思います。

より「見える化」する

下のような表を作成し(エクセルで簡単に)、日付、コース名、設定パー、当日のスコア(結果)、パット数、フェアウェイキープ、パーオンの数を入力します。打数、回数だけでは可視化するには弱いので、目標とするスコア、パット数に対する達成率、スコアに対するパットの比率、フェアウェイキープ率、パーオン率を自動計算させる。他スコアロスしたOB、池ポチャ、ロストボール、バンカーへの打ち込み回数等備忘録として記録します。自分のプレーの傾向がより鮮明に見えてくるはずです。

数字で傾向がイメージ出来たら、スコアを棒グラフ、パーセンテージを折れ線グラフで表現すると、より自分の傾向が見えてきます。自分の伸ばしたい部分、自分のスコアを崩し易い傾向等ある程度明確になったら、スタッツを別の項目に置き換えるのも方法の一つになります。例えば、パー5でバーディ取れたラウンドは良いスコアになる、一方パー4の平均が5.5を超えるラウンドはスコアが平均以下になる、といった傾向がはっきりしているのであれば、スコアの集計にパー3、パー4、パー5それぞれいくつで上がったか集計する。その事により、自分がどのタイプのホールに強いのか、或いは弱いのか知る事が出来、次回以降の対策が打てる。自分ではパー3が好きであるが、平均で見ると思ったよりスコアは良くないという事もあるし、パー5はどちらかといえば好みではないが、平均するとスコアは悪くない、そういったことも分かり、見えるようなれば、プレー時のメンタルというか心境に変化が生まれ、プレーに対する考え方、取り組む姿勢が変わる事で、劇的なスコア改善につながる可能性もある。

同伴者でスコアが変わる経験をされた方もたくさん居ると思います。人間的に相性が合わないと感じた同伴者と18ホール、時間にして5~6時間一緒にコース上に居るのが苦痛と感じると、当然のようにプレーに影響しスコアも望んだものとは違う結果になり、次回以降また一緒にプレーしたいとは思わないものです。

逆に人当たりも良く、無駄に接近してこない自分の世界観を持っていて、自分のプレーに集中し、同伴者にもプレーに集中出来る気配りが出来るような、一緒に居て心地の良い方とのラウンドは、時間があっという間に過ぎ、気付けば生涯ベストだったという事もある。スコアの傾向、崩れるパターン含め自分のゴルフを知っていれば、同伴者に左右されずプレー出来るようになるし、少しくらいの外圧で崩れないタフなプレーヤーになります。

あとがき

今回自分が90~85を彷徨い、Aクラス入り目前で足踏みしていた頃(ゴルフ始めて3年目くらい)、練習時間があまり取れない事情も有り、何をやればスコア改善出来るか考えた末に、自分を知る事が大事ではないかと思い、始めたのがスコアカードの活用、グラフ化でした。自分の好き嫌いに関係無くスコアの良いホール、好きなホールなのに叩いてしまう、傾向は自覚していたが、実際数値化、グラフ化する事で、より鮮明に自分が見える様になり、プレー時の考え方、気の持ちようを意識する事で、短期間でのスコア改善が出来ました。

コースに行き、18ホールのプレー後データ集計は億劫になる事もあり、また、スコアが停滞すると、この方法でいいのか疑心暗鬼になり、今回の集計で止めようなんて考えが出なかった訳ではない。でも、これで止めてしまえば、自分はこのレベルで満足する人間でしかないし、もっと高いレベルのプレーの出来るゴルファーになると、密かに心に刻んだのは単なる願望だったのか。面倒な事は避けて生きる人間なのか。自分を許せない自分も居て、やはり高いレベルのプレーをしたい気持ちが勝ち、時には眠い目をこすりながらも、データ集計は30年以上続ける事になる。また、ゴルフに限らず、仕事でも色んな情報を数値化、グラフ化する癖が付き、時には業務改善、業績改善に生かす事も何度か。可視化する事の重要さを身をもって知り、やり続ければ結果、成果はついて来る、目に見えるものではないが、宝物とも言える。

次回は予定通りショートゲームの改善について書きます。

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